パニック障害の症状を知る事が大切!
パニック障害の症状
パニック障害の症状は、人によって違いがあります。
日本では、アメリカ精神医学会の「精神障害の診断と統計マニュアル(DSM-W)」で定められてる基準を参考されており、下記項目の4つ以上が該当する場合、パニック障害の可能性があるとされています。
@心臓がドキドキする。脈拍数が多くなる。
A手や脇など身体に冷や汗をかく。
B手足など身体の震えが起こる。
C息苦しさや息切れを強く感じる。
D窒息感やノドが詰まったような感じがする。
E胸の痛み、又は不快感を感じる。
F吐き気・お腹の不快感を感じる。
Gめまい・ふらつき、気が遠くなるような感じがする。
H離人感や現実でないような感じがする。
Iコントロール出来ない感じや発狂に対する恐怖を感じる。
Jこのまま死んでしまうのではないかという恐怖を感じる。
Kしびれ・うずきなどの異常な感覚が起きる。
L冷感・熱感を感じる。
パニック障害を診断する際、上記を基準にしていますが、私の場合は症状が現れる順番が決まっています。
ちなみに、症状が現れる前兆のようなものはないのですが、症状が現れるのではないか?という不安を感じることは頻繁にありました。
例えば、妻が「明日、車で○○へ連れて行って欲しい」と言うと、それだけで私は症状が出るのでは…という不安感に襲われることが頻繁にありました。それは、妻と一緒に出かけたくないからでもなく、車を運転するのがイヤだからでもなく、○○へ行くのがイヤな訳でもありません。
車に乗って出掛けるだけですから、全く心配する必要はないのですが、何故か強烈な不安感が沸き起こってきて、当日になると本当にパニック障害の症状が現れて、出掛けることが出来なくなるということが何度もありました。
そのような状態になったとき、自分はパニック障害だから、気にする必要はないと自分に言い聞かせても全く効果はありません。ただ、30分〜1時間ほど横になっていれば治まるので、医師に処方してもらった薬を飲んで横になっています。
しかし、症状が治まっても、出掛けると症状が出るのではないかと不安になり、そのまま出掛けることはできないことがほとんどでした。
ちなみに、私の場合、パニック障害の症状は、いつも下記のように順番が決まっていました。
@右手が冷たくなる。
A右手の手の平がシビレてくる。
B死ぬのでは?という不安感が出てくる。
C体がダルくなる。
D息苦しくなるような気がしてくる。
E息が出来なくなるのでは?という恐怖感が出てくる。
F唇がシビれてくる。
G唇のまわりがシビレてくる。
Hろれつがまわらなくなる。
B〜Cの段階になったときに、横になって休んでいると、1時間ほどで元に戻ります。しかし、車を運転しているときに、症状が現れると、スグに車を止められない場合、一気にHまでいってしまうこともありました。
そのようなときは、出来るだけ早く車を駐車させて、車の中で横になって休むしかありません。
ただ、Hまでいくと「死ぬのでは?」という恐怖感が絶頂に達していますから、1時間ほどで元に戻るから…と考える余裕は全くありませんでした。
逆に、「死ぬかも…、死ぬかも…」と、そればかりが脳裏を横切るような感じです。
私は、専門医に診てもらうことなく、そのような日々を2年間も送っていました。私が専門医に診てもらわなかった理由は、自分が精神的な病気だとは思ってもみなかったからです。
薬でかなり改善したが…
しかし、偶然パニック障害のことを知り、心療内科へ行きました。そして、薬を処方してもらって、その薬を服用するようになって、症状が出る回数は激減しました。
私は、2年間もパニック障害の症状に苦しめられていたのですが、原因が分からなかったがために、会社を辞めていました。
もっと早くパニック障害だと気付いていれば、会社を辞める必要は無かったのに…と思うと、悔しい思いがこみ上げてきます。
ただ、薬で症状が出る回数は激減したのですが、完全に症状が出なくなるまでには至りませんでした。
ただ、ある民間療法を実践したことによって、パニック障害の症状は全くでなくなったのです。
医師が処方した薬で完治しないのですから、正直なところ民間療法で完治するとは思っていなかったのですが、現在は完全にパニック障害は治ったといって良い状態です。
その民間療法は、まだ医学界では認められるまでに至ってないようですが、私は本当に完治しましたので、パニック障害に悩まされ続けている人には、ぜひ勧めたいです。