パニック障害でも仕事は辞めなくて大丈夫?
誰でもパニック障害だとは思わない!
おそらく、パニック障害になった人のほとんどが、最初は自分がパニック障害だとは思わなかったのではないかと思います。
何故なら、パニック障害の症状は、精神的なモノとは思えないような症状が多いからです。
私の場合、最初に右手が冷たくなってきます。
そして、それを感じると右手の指が動かしにくくなります。この時点で、「脳梗塞かも?」と毎回思ってしまいます。
そのあと、胸の辺りが苦しいような気がしてきます。そして、息苦しさを感じます。そこまでくると、立っていられなくなります。この時点では、「このまま呼吸が出来なくなり死ぬかも?」と毎回思ってしまいます。
そして、次は唇のまわりがシビレてきます。この時点では、「救急車を呼ぶべきかも?」と感じ、いてもたってもいられなくなります。
そのまま症状が治まらなければ、次は口の中がシビレてきて、ろれつが回らなくなります。この状態までくると、冷静さを失い「死んでしまう!」という恐怖感でいっぱいになります。
私のパニック障害の症状は、いつも上記のような順序で現れるのですが、とにかく「死んでしまうかも…」という恐怖感に襲われます。
自分はパニック障害だからそう感じるだけで、「死ぬことはない」と自分に言い聞かせても効き目はありません。
他には、ほんの少し背中が痛くなったり、こめかみの辺りが押されるような感覚を覚えたりしただけでも、「死ぬかも…」という恐怖心にさいなまれることもよくありました。
ちなみに、そのような状態に陥るのは、時間や場所を選びません。そのため、仕事中でも頻繁に症状が出ていました。
パニック障害の症状が出ると、「死ぬかも」という恐怖心に怯えていますから、仕事中でも仕事が出来なくなります。
そのため、仕事を中断して横になって休憩させてもらうことになるのですが、ほぼ毎日のように症状が出るため、会社に居づらくなって当然です。
しかし、私には家族もありますので、そう簡単には仕事を辞める訳にはいかないため、まともに仕事をしていないにも関わらず、図々しく会社に居続けていました。
症状が改善せず退職を決意した!
そして、そんな日々が2年も続いたのですが、さすがに会社に居づらくなり、辞める決意をしました。
辞める決意をするまでに、何度か病院で検査を受けたのですが、毎回全く問題なしだったため、医師は仕事のストレスじゃないかと言うだけでした。
私は、仕事は好きでしたし、会社ので人間関係も良好でしたから、仕事でストレスを感じるようなことはないと思っていましたので、医師が「仕事のストレスでは?」という話には耳を傾けませんでした。
しかし、検査では異常がないので、次第に精神的な病気なのかも…と思うようになりました。
それで、仕事を辞めれば回復するだろうと考え、思い切って仕事を辞めたという訳です。仕事を辞めてから、しばらくは調子が良かったのですが、退職して1ヶ月もしないうちに症状が出てきました。
仕事を辞めれば治ると思い込んでいたので、どうすれば良いのか全く分からず、心療内科を受診してみました。
すると、診断結果は「パニック障害」という事でした。
それで、医師が処方した薬を毎日飲むようになったのですが、薬を服用するようになると、症状が出る回数は激減しました。
精神的な病気が薬で治るとは思っていなかったので、劇的といってもいいくらい改善したのには驚きました。ネットなどで見ると、パニック障害の特徴のひとつに「薬がよく効く」というのがあるらしいです。
今思えば、退職する必要は無かった!
薬を飲むようになって、劇的に症状が改善しましたが、完全に症状が出なくなった訳ではありませんでした。
しかし、薬を飲んでいれば、症状が出ることはほとんどなくなりました。
だから、もっと早くパニック障害であることに気付いていれば、会社を辞める必要はなかったのです。
そのため、会社を辞めたことを本当に後悔しました。
症状が出るようになって、私は身体の不具合だと思い込み、MRIやCTなどの検査を受けたとき、医師は異常なしというだけでした。
「仕事のストレスでは?」とは言ってくれましたが、精神的な病気の可能性を疑い、精神科や心療内科の受診を勧めてはくれませんでした。
やはり、担当する分野が違うと、そういうアドバイスを出来る医師はいないのでしょうね。
という訳で、「死ぬかも…」という不安に襲われることが頻繁にある場合、精神科や心療内科で専門医に診てもらうべきです。
ほとんどの人は、自分が精神的な病気にかかっているなどと思いたくないとは思います。
しかし、根拠もなくその可能性を否定してしまうと、私のようにパニック障害だと気付かず退職してしまうような大失敗をするので注意が必要です。
薬を使わず完治させる方法があった!
ただ、医師が処方した薬でかなり改善しましたが、何ヶ月も薬を飲み続けたにも関わらず、完治はしませんでした。
しかし、薬で完治させることが出来なかったのに、現在は全く症状は現れなくなりました。それは、ある方法を実践したからです。
そのおかげで、今では何の心配もなく、どこへでも行けるようになりました!
その私の体験談は、当サイトのトップページで紹介しています。